リスクの事実
スノーボードが、楽しくてエキサイティングなウィンタースポーツのひとつであることに、疑いの余地はありません。ただ、他のどんなスポーツにもいえることですが、そこには注意の必要な、潜在的なリスクも存在します。国際的な医療研究者達は、手首の過度の背屈(手首が手の甲側に過度に曲がった状態)による手首の外傷が、全世界的に、スノーボード外傷のトップであるという事実に同意するはずです。このタイプの怪我は、転倒時にそれを未然に防止しようと、とっさに、本能的に伸ばした手が地面につき、その手首に相当の荷重がかかること、そして手首が過度の背屈をすることによって起こります。
スノーボード外傷のうち、その25%は手首に関するものです。つまり、手首は身体の中で、最も怪我をしやすいエリアというわけです。手首の外傷のうち、その70%は骨折で占められています。骨折は、完治までに何ヶ月もかかり、治療費もかさむものです。日本に於ける研究報告によると、スノーボード関連の骨折のうち、その半分は手首の骨折である、というデータも報告されています。
全世界的に、スノーボーダーから、毎年ほぼ100,000件近い数の手首の骨折が、報告されています。関節構造の解剖学的相違のため、女性における骨折率は男性の2倍近くにのぼります。ティーンエージャーも、また、成人に比べ骨折をしやすい傾向にあります。
